今更「禁パチ」について考える
「禁パチブログ」を書いてきたけど、この「禁パチ」というものにずっと違和感を感じ続けていた。
「禁パチ」って何なんだろう。パチンコ屋に行かないことが禁パチなのか、台に触らないことが禁パチなのか、それとも、パチンコ的な物を身の回りから排除することなのか。
「パチンコ行きたいなあ」そう思ってしまった時点でダメなのか。打ちにさえ行かなければ、動画見ていてもOKなのか。
100日間禁が続けば立派なのか、30日でも十分なのか。
「大学院を何とかして修了しよう」そう思い始めた頃から、それまで一生懸命「禁パチ」していた自分がどうでも良くなってきた。
土日は勉強するしかなく、他に選択肢はなかった。だから「禁」とかどうとか関係なかった。
今、目標を1つ成し遂げて思った。「禁パチ」って何なんだろう?
パチンコに行かないように努力することは悪い事ではない。
ただ、「パチンコに行かないように頑張る」って変な感じがする。
他の人の「禁パチブログ」を読んでいて思った。
パチンコに行かないぞと言っている人が、一番パチンコについて論じている。
パチンコはこんなにも悪い、行っていた自分が恥ずかしい、金儲けして楽しいか云々・・・
パチンコから遠ざかろうとしている人間が、パチンコから全く自由になれていない。
これは、実に悲しい現状だと思う。
手段が目的化することで、いたちごっこみたいになってはいないか?
ネットで禁パチブログを検索すると、沢山のブログが見つかる。
ランキングサイトでは、禁パチブロガー達がしのぎを削ってアクセス数を競い合っている。
みんな、パチンコから自由になりたいはずなのに、日々パチンコの記事を書いている。
手段が目的化しているからこんなことになるんだ。
必要なのは、「禁パチ」からも遠ざかること。
「パチンコ」でも「禁パチ」でもない、違う道を見つけ、新しい人生を歩むこと。
そんな気がしている。
このブログも、もうすぐ2年目になる。
俺だって全然パチンコから自由になれていないなあ。
禁パチ209日目。