へっぽこ社会人の禁パチ生活録

パチンコ依存症のアラサー社会人がジタバタしてみるブログです。

【40日目】後ろ向きに生きる

禁パチ40日目。

 

今日も祝日であったが、仕事を片付けたかったので少しだけ出勤。休日出勤しているひとはほんのわずかだった。

最近仕事が大変で身体を壊す人も少しいる。僕も先週末に疲れが一気に来て風邪を引いてしまった。

仕事がたいへんになってくると明らかに後ろ向きな態度になる人がいる。これ以上面倒なことは増やされたくないのか、それとも、もう自分ではさばききれないと思っているのか。表情は弱弱しくなり、頻繁に休むようになる。話すのも嫌になるくらい元気がない。

 

大学院生のころ僕もそのような人間だった。

研究が上手くいかず、次第に研究室には行かなくなっていった。だけどすごく後ろめたくて苦しかった。僕の行先は次第にパチンコ屋に変わっていった。ほぼ毎日パチンコ屋に行った。そしてパチンコが大好きになっていった。

就職活動をなんとかこなし今の会社に就職が決まった後も、パチンコ癖は直らなかった。そして今に至る。

 

ずっと後ろ向きに生きている。僕はまだ大学院を辞めていない。休学を引きのばし続け、仕事をしているが学生の身分を保っている状態だ。

やるのか辞めるのか、その問いを宙づりにしたまま僕は生きている。

後ろ向きに生きることをそろそろ辞めにしようと思っている。こんな生き方をし始めてから、良いことなど一度もなかった。就職できたのが幸運だった。

職場では前向きに頑張っている。周囲も認めてくれている。だけど僕はやり残したことをずっと抱えたまま、心の中では後ろ向きに生きている。

 

僕がパチンコを辞められなかった理由はこれに尽きる。

自分でとっくの昔から分かっていた。自分のやり残したことから逃げたいだけなのだ。何度も研究を再開しようとした。その度に重苦しいプレッシャーに押しつぶされそうになり、結局パチンコ屋に逃げ込む。その繰り返しだった。だけど辞めてしまう勇気もなかった。

 

もうパチンコを打つくらいなら僕は後ろ向きに生きることをやめようと思う。パチンコなんか惰性でしているに過ぎないのだ。現実を直視したくないからパチンコを打っているんだ。そんなことずっと分かっている。もうそんな生き方から決別しようと思っている。