へっぽこ社会人の禁パチ生活録

パチンコ依存症のアラサー社会人がジタバタしてみるブログです。

年末アイソレーション

年末年始ってなんか寂しいんだよな。休日が続くという気持ちの楽さと、しかし確実に休日が過ぎ去っていくという物悲しさが合わさっている。

そして年末年始とは「帰るべきところ」へ帰る時期であるとも言える。大学生達は実家に帰省し、家族を持つ者は家族と過ごすことになる。「帰るべきところ」がない人間は、突如、孤独になる。自分には「帰るべきところ」がないという事実を突き付けられ、自分という存在の儚さを思い知らされる。根無し草とも呼べるだろうか。

ある心理学者はこれを「存在論的不安」という言葉で説明している。

 

僕は厳密にいうと「帰るべきところ」はある。生まれ故郷がある。だけど帰りたくない。だから帰らずに一人で過ごすことが多い。仮に故郷に帰っても家にはおらずにパチンコ屋に収容されに行くことがほとんどであった。

実家にいると辛くなる。昔の嫌な思い出と向き合わなければならず、それが苦しい。親に対する複雑な思いを消化できないまま大人になってしまったのだ。最近は目を合わせて話をすることすらできなくなりつつある。

 

今年は論文を書き上げなければならないため、実家には帰らずに研究室に籠る。大学の近くにあるパチンコ屋の存在が気になるが・・・おい、ここまできたら我慢しろよ。何のために頑張っているんだよ。

今しかできないことを、今やらないでどうする。パチンコなんて論文書き終わったら好きなだけ打てるだろうが。さあ、もうひと踏ん張りだよ。

 

「閉ざされたドアの向こうに新しい何かが待っていて・・・」ドアは重く、開けるのは辛い作業なんだけどね。開けたいよね。アブラカタブラって言っても開かないからね、悲しいよね。自分の力で押し開けないとね。

 

それでは皆様、良いお年を。

 

禁パチ168日目。