struggle against the addiction, darkness, and myself
光なんて見えなければよかったんだ。
そうすれば、こうやってジタバタともがく必要もなかった。
出口が分からずに辛い思いをしなくても済んだかもしれない。
いつものように、欝々とした日々を過ごしていればよかった。
そうだ、とらえた光など忘れてしまえばいい。
抜け出せない暗い洞窟の中で這い回り続けるのだ。
ゲロにまみれて、泥にまみれて生きればいい。
そういった姿がお似合いだ。
綺麗になんてなれないさ。
お前はいつから偉くなったのだ?
お前はクズだ。
俺は、クズだ。
俺の大嫌いな冬になった。
暗くて寒い洞窟の中を歩いていくんだ。
出口なんてどこにあるのか分からない。
抜け出すことなんてできないのかもしれない。
ホールはいつだって光り輝いている。
その光に吸い寄せられる。
・・・って、お前は、虫か。「僕、走光性が習性なんです~」ってか。
電撃殺虫機に飛び込んでいく虫じゃねえか。
「殺虫機だ」と学習した虫なら、飛び込んだらダメだろ。
俺が目指すのは、そっちの光じゃない。
一歩一歩、積み重ねていくんだ。
いちいち数えてたらしんどいだろ。
数えなくていいから。
歩みを、確かに重ねてほしい。
俺よ、
ちょっと辛くてもいい。しんどくてもいい。
不安になってもいいし、迷ってもいい。
それでもいいから、必ずこの暗闇を抜けてくれ。
そして、自分の目で新しい景色を見てくれ。
ほかの誰でもダメなんだ。お前じゃなきゃダメなんだ。
冬は辛いけど、乗り越えよう。
心配するな。春には笑っている自分がいる。
逃げなければいい。
日々を、積み重ねたらいい。
禁パチ137日目。