へっぽこ社会人の禁パチ生活録

パチンコ依存症のアラサー社会人がジタバタしてみるブログです。

勝つこと

仕事で外出しているときに、助手席の上司から

 

「今ルパンの新台が凄いらしいぞ」

 

と話しかけられた。

 

「どう凄いんですか?」

 

「同期の○○が先週打ちに行ったら15万円勝ったらしい。

しかも、○○以外にも5万発以上出てる台が沢山あったんだって。

いやー、最近の台は凄いよな」

 

ちなみにその上司はあまり打つ人ではない。

そんな人が少し興奮して話していた。

だけど最後になって

 

「そんなに勝ったら絶対中毒になるわ」

 

と言った。

 

「ほんとそうですよ」

 

そう答えるしかなかった。

ほんと、そうですよ。

 

パチンコに行くことの目的の一つは「勝つ」ことだ

(それが全てではないだろうけど)

 

でも、勝っても中毒になるリスクが高い。

そして中毒になると、負け続けるリスクが高くなる。

 

とても簡潔に書くと

勝つ(大勝する)

 ↓

中毒になる(ハマる)

 ↓

打つ回数が増える

 ↓

負ける(負けてもやめられなくなる)

 

勝つと負ける(矛盾)

 

あれ?勝っても意味なくね…?

と思ったのは僕だけでしょうか。

 

勝ち続けることのできる人がいれば別ですが

(そんな人はこのブログ読んでるはずないですが)

 

こうやって見てみると、「勝つ」という事象が急に色あせてきた。

だって、勝ってもどうせ負けるんですよ。

「勝つ」ことの裏にある「中毒になる」「やめられなくなる」「負ける」という事実に僕は気づくことができなかった。

ただ「勝つ」ことだけがキラキラと輝いていて、そのほかの事実には目もくれなかった。

 

勝つことの先に何もない。

だけどその事実を受け止めることは、そう簡単なことではない。

 

禁パチ31日目。